いつかの晩・夜雀亭
[辿り着くのは随分と遅くなってしまったらしい
>>288 子どもでも看板娘なら酒の味くらいわかるだろ、なんて思ってるのはスラムの人間だから故。酒自体が高級品だろうと、あそこの連中は年齢関係なくありとあらゆるものをヤって生きてるものだから。]
甘くて辛い…?
飲みやすいのに深みがある…?
[絶妙な推し文句に首を傾げた。まさかそれをこのんで飲む相手が、憎きハッカーだとは思わずに。
そういえば相手も常連で、こちらも週1で酒を飲む身だが、あのあとアイツには出くわしてない気がする。…いや、居ても気づいてないだけかもしれないがつまみを作りに行くという看板娘を見送って、ひと口。成程。これは旨い。]