[自分に何か出来ることはないか、と。 ごそごそと懐を探れば奥のほうに一つだけ入っていたミルクキャンディー。 うむ、と。 先程の運び屋が使っていた包みの中に飴をくるむ。 包む際に飴の包み紙に牢獄の備品の鉛筆でメモを書こう。 『ピエロからのプレゼントだよ☆ これを食べれば元気がみるみるわいてくる!』 メモを書き終えれば再び飴を包み紙にくるもう。 そうして、ふらりと現れた運び屋の囚人にミルクキャンディーの入った包みを『新入りの少女へ』と託す]