>>249
へぇ、いい機会だったわけだな。
伸び代ある料理上手な君の恋人になる相手はきっと幸せ者だろうな。
(残りわずかになっていたシャンパンを煽るように飲み干してから、指先には触れないようにあなたの左手を捕まえて)
忘れてた? 本当に?
(一通り確認した後、何かを取りに行き、むすりとした表情で戻って)
……君が私の心配をしてくれるのは嬉しい。が、だからといって君が自分を大切にしていないのは気に入らないな。
色々なものに触れる指先の怪我はともすれば悪化しがちだ。私だって心配する。
(あなたの指先にバンドエイドをくるりと巻いた)