[ 華奢な首飾りは、彼女の手によって彼女の首に飾られる。 小さく揺れるモチーフは、 はじめから彼女に渡すためだけにつくられたもの。>>298 ] ああ…… よく似合っている。 [ 自然とそんな言葉が漏れて、 私の手を握って見上げてくれるラヴに、 嬉しそうに微笑んだ。 太陽の光を受けて反射する光が彼女の肌に散り、 肌に映える黄色のリボンは幸福と未来を示し揺れている。 そしてなにより、此方を見るラヴの瞳が 今この瞬間を幸福であると伝えてくれていた。 ]