[担当者から、家族からの支給品と手紙を受け取る。
そのまま去るかと思いきや、担当者ーー友人である元同僚は、牢に入り酒を飲み出す。
注意をしようとしてーー
「独居房で看守が酒を飲んじゃ駄目って規則はないだろ。
そして今日は早番、つまり今日の勤務時間は終わりだ」
ーーそれならば、仕方ない。
確かにそのような規則は無かった。
ウィレム所長にも柔軟な考え方をするように言われていたが、なるほど、このようなことかとひとり納得する。]
潰れても運ばないからな。
「はっは!運んでくれた事なんてないだろ〜」
既に出来上がっている。
弱いくせに飲みたがる、困った奴だ。]