―いつかの夜:オーネスト―
あっちだよ。
[彼をお友達のところへ案内するため、歩き出す。
グリムがオーネストの足にちょっかいをかけようとするのを窘める。]
骨だけのコ?うん、たまに見かけるよ。 >>276
この仕事はじめた頃はよくいたけど、最近はあまり見ないかな。
[骨だけになる前には、見つけられているのだと思っている。]
ここ
ひとりぼっちのコはね、裏路地だけじゃないんだ。
住宅街から離れた人気のない場所、廃屋、鉱山跡地、そういったところに捨てられてるコも多いの。
地面に埋めても、よっぽど深くないと獣に掘り出されちゃうんだ。そういうコたちの一部を見つけて、連れて帰ることもあるよ。
[彼の質問に素直に答える。]