[ラヴの言葉に私は微笑んで。]任せて。[と。言いながら。うんと悩んだわ。ラヴの手にあるミモザの花。先程までコウセツと会話していたのを見ている。>>133幸いな事に。私は鉢植えでその木を育てて居た。木の枝に連なる柔らかな白に近いピンクの花。杏の花が美しく咲いた枝を、丁寧に削って磨いた飾。リボンの色は白を選んで。可愛く結んで差し出した。リボンの白は。彼女の服に合わせたのと。あの日の言葉が記憶にあったから。>>299]