……うん? 花火ビーム??
[そうして撮影を続けている内に聞き馴染みのないワードが聞こえ首を傾げる。
ウキウキした様子で限定公開しましょう! と述べられた数秒後に、カッと小さな破裂音と共に空に向かって極光を打ち上げるレオーネさん。>>276
白線は空へと飲み込まれていき、色鮮やかな花火となって来園者達を歓迎する。
その光景に、しばし茫然としてしまった。限定公開とは。
咄嗟にシャッターを切れたのは曲がりなりにもプロの矜持があったからかもしれない。]
いやあ……パレードが今から楽しみデスネ……。
[子供なら手を叩いて喜ぶロマン砲だろうけど、生憎と僕はそんな時期はとうに過ぎていてね。
夢の遊園地ではやろうと思えばここまで出来るのだという事実に顔を引きつらせてしまうのだった。]