[ルミ・ビリヴァーは壊れてる。さいしょっから壊れてる。弾の入って居なかった銃を海の中へぽちゃんと捨てて、あの日ルミ・ビリヴァーは大きな声で笑いながらボートで陸を目指した。わたし死ねなかった、死にぞこなっちゃった!壊れたわたしは、壊れたままに生きて行く。だって最初から、そう言う風に出来ているから。わたしは恐ろしい子、普通じゃない子。誰かを愛して殺す、おっかない怪物!]