[そんな彼(彼女?)から拘束具の一時的な解除の許可──つまり鍵の携帯所持の許可を──得てまで同席をお願いされて更に驚く。
その事について、勿論こちらとしては断る理由もなく。]
と、取ってもいいのよ?
……ありがとうなのよっ!!
[何故バレンスがそんな寛大な処置を具申してくれたのかを聞くのも忘れ、拘束具を外して何も気にせずごはんを食べられる喜びに飛びついた。
この件に関しては、後にケンチクとの話から気にかけてくれたのだというのを本人から聞いただろうか。>>146
もしそうであれば「わざわざ私の拘束具を外す許可を貰いにいくなんて……あなた、優しいのよ。」と笑みを零しただろう。]
[また、房で食事を取りたくないのか。>>254と言う話になれば、誰かと一緒に食べる食事は美味しいもの。という受け売りを真に受けていた、とハッとしながら告げただろう。
その事で、可能な限り食事を共にするという申し出を受ければ、それにも快諾の意を示すのは間違いなく。
餌付けに対して少々自分が弱すぎる気もするが、皆悪意を持って接してきていない以上、仕方のない話なのである……!*]