[ヘルハウンドについて、彼女は多くを語らなかった。知ってしまえば、ぼくが危険な状況になると思っているようだった。彼女が【夜の女王のアリア】を良く思っていないことは、気が付いていた。家族を殺したのがそこなのかもしれないし、全然関係なくて個人的に嫌っていただけかもしれない。彼女が汚い言葉を使うのは、女王さまに対してだけだったから。ついぞ真相を知ることはなかった。]**