はいよー。
[待って>>289といわれて特別慌てさせる気もなかった。窓枠の縁を掴んでぷらぷらとしていた。
それは身だしなみが整えるまで待とうとか、そんな気が利くとかではなく、別段こっちも慌てていないからであり、その後に予想>>290した通りではあったとか。
その後大きい音をたてたりとあった時だけ中を覗いたが、痛そうではあるが危険ではないようだ。]
いや、掴んでるだけだぞ。
[全開に窓が空いた>>292ところ、髪とか服とかよれよれのぐちゃぐちゃなイヨリと対面する。こちらは相変わらずの姿で匂いもなく掴んだ箇所が軋む音を立てることもなく静かなまま、手を差し出されたので、ほら、と、もう片手でもっていたバスケットを突き出すように渡した。]
こっちのほうが早いからな。ってことでそれ運んどいてくれ。
[窓から、というのに不服なのは驚いたからだろうか。でも悪びれもなく、荷物を一つ受け取ってくれて離れたところでするっと室内に入ると、背に抱えていた布の包みを近くのサイドテーブルの上に置く]