―ジェイドとチョコレートパフェ―[メトロポリス シードル 医者 ついでに「昨日もヴァルハラの青年とパフェを食べた」なんていえば、彼はどんな顔をするだろうか。]「ああ、友人も同じ出身だ。ここで偶然ライブを観たと言っていた。国交断絶をひどく残念がっていたよ。」[溶けかけたアイスを掬いながら、彼の話を聞く。]>>256「そうか。それは、よかったな。」[心から、そう思う。 生きる理由も戦うワケも知らぬまま沈んでいく者たちを、沢山見送ってきた。]