─ シアタールーム ─
合理的を選ぶのも、浪漫を選ぶのも
選択の自由だものね。
たくさん代わりがあっても、
これが良いって思ってもらえるものになれたら、
私にとっての価値は充分。
[カラントに限らず、自分の過去をこの船で詳しく話したことはあまり無い。
それこそ今カラントに話したことが初めてくらいじゃなかろうか。
手帳とペンを示したこちらに返された笑み>>296に
自分なりの答えを出して目を閉じ、
瞼を上げた先、エンドロールは何時の間にか終わっていて。
何も映してはいないスクリーンの前で連絡先の交換を申し出たのだが]