贈り物か。いいお兄さんを持ったね。
チケット、保護者同伴だったら良かったんだけどね、そう言う訳にもいかないんだなあ。
……僕? あはは……誰かと一緒に来たように見える? 恥ずかしい話、僕もお一人様。
[いい年して一人で遊園地でウキウキしに来たと思われてたら、精神的ダメージが少なからず入りそうだな〜なんて忘れかけていた自分の状況に乾いた笑いを零す。
続く提案には少し驚きの表情を浮かべて、ふむと唸る。
僕の見立てではこの子は一人でも大丈夫そう……とは思うけど、まだ不安な部分は多々ある。
……袖振り合うも他生の縁か。]
僕で良ければ。
あまり面白い所を回らないかも知れないけどね。
[ばつの悪そうに笑みを浮かべれば、とりあえずホラーエリアは後回しにしようかな、なんてことを考えつつ。
遊園地への入り口を共にくぐろうかと手を差し伸べる。]