―― 礼拝堂 ――
[聖母像の前でしばらく祈りをささげていた所に。
ぺったんぺったんと近寄ってくるペン五郎。
差し出されたオシャレな紙袋の中には上品な小箱>>305
それとメッセージカード>>306を受け取る]
わぁ……!こいつァ……最高にクールだネェ。
[思わずそう呟いて白いリボンで結ばれた上品な小箱を見つめる。
誰からだろう?こんなに素敵なものをくれる人は。
今まで弟妹の世話と仕事ばかりの毎日で、
恋人や色気とはトンと縁がなく、
こんな女性らしい贈り物を貰うのは初めてだったから。
まるでプロポーズの時に指輪を入れる小箱みたいなソレにしばらく見惚れてしまっていた]