[こんなに可愛らしくクールなネックレス。
それが似合う大人の女性だと、レットはアタイを思ってくれていたのか、と。
まだ子供のレットには高い買い物だっただろうとも思うと、そこまで大切に思ってもらっているのを実感できる。
そう思うと気恥ずかしくも自分を誇らしく思うのだ。
ライダースーツとの相性も考えて選んでくれたコトも嬉しい。
さっそくつけてみようと首からネックレスをかけ、しばらく胸元のタフィーピンクに手を添えていい弟子を持てたと感慨にふける]
あ、お礼の手紙……、は今は無理か。
[スイッセスさんの時は近くに文具店があったからその場でお礼の手紙を送るコトができた。
だが、あいにく礼拝堂には紙もペンもない。
すぐに返事を書くのは無理か、と。
去っていくペン五郎を名残惜しく見送る]