回想 ラヴ
[
>>265ラヴは私の魔法を優しいって言った。
最初はそんな事ないんじゃないかって思っていたけれど、次第にそう思ってしまった理由もわかって。
きっと私が一番欲しかったものがこの魔法なんだなって。
ラヴと話して、泣かせちゃって、どうすればよかったんだろうって考えているうちに気づいたんだ。ラヴが気遣ってくれているなとより感じるようになったのもその頃。
>>266パーティなんて、招かれた時には嬉しさで言葉を失ったもの。
ひょっとしたらそこに居たのはラヴだけかもしれないし、そうじゃないかもしれなかったけれど。
ここに来て隠し事なんて無しだと思ったから。
私が家を出てしまった理由を。一言だけ、ぽつりと口にした。]