[だが、それで襲撃が止んだ訳ではない。その後も何度か襲撃を受け、自身も持ち歩く武器の種類が増えた頃、手間どいながらも回数を分け数人を捕獲。生身の人間相手の尋問は専門外故、電脳化済みの者のみ中身をごっそり引き抜いてやった。それでもなかなか本命に辿り着けない。所詮こいつらは末端でしかなく、首謀者の顔は中々出てこない。けれど、それで良いのだ。] 楽しいなあ 君もそう思うだろう?[明確に命を狙われていると言うのに、赤い男は満面の笑みで情報を引き抜く。]