暮れた朝の国と 訪れる夜の帳
[…騒々しい遺言式が終わり、
ページボーイはそれからひどくドタバタしていた。今が遺言を受けた直後だったのからそれとも数日後であったのかもわからないくらいには。
無理もない、この国で最も情報が集まってきやすい組織が、
何処にジョン・ドゥがてて、何処て抗争が起きて、そしてそれは全てへの鎮圧のため、部下への指示や情報根回しなど、どんどんせねばならないのだ。
突然そんな役割が回ってきた少女は、現場と本部を行き来しつつも、妹には『アジトにこもりきり』
>>221と言われる有り体に正直イライラしていた。アタシだってみんなを守りたい!と、もだもだ。
正直、現場に出ている彼女は非常にページボーイの力になってくれた!!!
彼女がいなければ今頃どうなっていたか。
戦闘面や幼さの中に見えるカリスマ性も、現場を統制するにはちょうどいい塩梅で。
外部との交渉の際にも色々優位に働いてくれていた。
あとは、こっちについてこない奴らを積極的に潰そうとする狂犬ぽいところをどう制御してやるかか課題かな…とお姉ちゃんはおてんばお姫様に少し苦笑いしていたとか]