……いや、好きにしてくれ。お前が先生だと思うなら、たぶんおれはいつまでも先生だよ。[去り際にかけられた、きっと彼にとっては重要なのであろう問い>>302に、苦笑して答える。彼の“先生”には、侮蔑や揶揄が含まれているわけではないだろう。少なくとも、男はそう感じる。──であれば、わざわざやめろ、と制する理由もなかった。*]