—広場外れ—ええ、………。[テーブルへと取り出された小箱が、彼の手で開かれていく。>>302 其処に有ったのは青紫色の鉱石が三日月型を象っており、日の光を浴びて鈍く輝きを放っている。]綺麗。[第一感が、それだった。色合いが太陽が沈み 静まった夜の空を想起させた。 首を少し傾ければ、青みが明るくなったものへと転じて———光によって顔色を変えていくのだろう。]