― 回想:朝の王と ―[きっと彼の頭の中は楽しいだろうなあなんて心躍らせても、どうしようもない物はどうしようもない。機会を逃したか、そもそも機会その物が無かったか。それは分からない事だけれど、もう不可能な事程、人は惜しむ物。やらずに後悔するより、やって後悔した方が良い――。知らぬ誰かがそう言ったが、本当にその通りだと思う。>>311]