まつりのあと
[すっかり酔いつぶれた詩羽を、
彼女の部屋へと連れて帰り、
ベッドに横たわらせる。
当分は起きなさそうだ。もしかしたら朝まで?]
…仕方ない。
[このまま放ったらかしておくのも不安だから、
目が覚めるまで、傍にいるか。
目が覚めて、帰れ、と言われたら、帰ればいいし。
あっさりそう決断して、ベッドの傍に椅子を持ってきて腰掛ける。 流石に許可を取らずに同衾はよろしくないだろう。 ベッドは広くて、二人で寝ても余裕がありそうだとしても。]
…しかし、
まぁ、じーさんより手間がかかるかもしんねぇなぁ。
[しばらくは寝顔をぼんやりと眺めて、やがて自分も腰掛けたままうとうとと。
いつ目が覚めてもいいように、明かりはつけたまま**]