大丈夫だよ、ぼくはね。フローラが選んでくれたものだからこそ選びたいんだ。……それにほら、物語にもあるでしょ。髪と瞳の色は大切な贈り物にってさ。似合うかもしれないけど贈り物用にとっておくよ。だからね、素敵な『赤』をありがとう。[ありがとうにありがとうを重ねる。恋愛物語のように自分の色は想い人へと語り赤毛熊の毛皮の下で良い笑顔を見せることができていた*]