ー舞台裏/美術部のシーンの後ー
[撮影合間の一時。りんごジュースを美味しそうに飲む姫野真弓と行平は言葉を交わす]>>269>>270
私、松本らしかったですか。嬉しい言葉です。今まで演じてこなかったタイプの役なので、挑戦する意味で志願したのですが。
[行平が松本で、彼女が亜美歌なら。こうして話す二人は教師と生徒なのか。既視感のような不思議な空気。和やかに、緩やかに]
ーーそうだったんですね。
[まさか留年歴という共通項があるとは>>271
迷った末、行平は松本と自分の共通項も話した。お互いプライベートを曝す。行平の相手は女優であるが、二人とも知名度はそこそこ。舞台中心の彼女は知らなくてもおかしくないこと]