あとは…いや、それくらいだな[一瞬、教室の外をウサギの乗った犬が走って行った気がした、などと言ったら完全に居眠りしていたと思われる。いや、実際居眠りしていたのかもしれない…]『なんか真昼間からそれかよ。これからってもう〆近いじゃん。俺いる意味ある?』いや微妙。どっか行く?[と相変わらず誰も来ない教室でだらだら喋っていたその時、窓の外からシャーン、と仕切り直しのドラムのシンバルの音が響いた。]