[そして話題と思考はこの後の行き先へと移り変わる。
率先して決めることはできなかった少年は相手の言葉に反応し、パンフレットを横から覗き込んだ。>>338
──『マーメイドリバー』>>339
その名と少しの説明を読み、瞳は好奇心で輝いた。
水路で綺麗な場所を探す探検、なんて素敵なのだろう。]
わぁー……
……あっ、ええっと。良いなと思いましたっ
色んな景色が見れそうですね
僕はファンタジーエリアが見てみたいかもしれません
[反応を待っているに決まっている相手を置き去りに一人で胸を踊らせてしまった少年。
ややあって我に返り、慌ててそう返した。
そうして二人は目的地を定め、正門を潜る。*]