回顧・遠目の少女
[フットマンは気まぐれ者。
大抵は害のない方に舵を切るけれど、いつもそうってわけじゃない。
老若男女誰が相手でも、何をしでかすかわからない。
だから、彼女の祖母の忠告
>>316は、間違っていなかったといえる。
次の瞬間には、キッカケもなく機嫌が悪くなったり、興味がなくなったり、逆に興味を示すような人間には、近づかない方が良い。
しかも、本人にはそれが変だとか、逸脱しているだとかの自覚はなくて、制御する気が全くもってないのだから。
流石に、表通りで何かをやらかしたりするほど、フットマンは愚かではなかったけれど。
ルールに反しない微細な良くないこと、は降りかかりかねない。]