[ホラーエリアを提案したら、マウスくんはあからさまに動揺していました。
私はきょとんとした後、そのわかりやすい態度に肩を震わせます。]
“今日は”気分じゃないということは“次”ならいいの?
[茶化しつつ、フリーフォールの提案に頷きました。
絶叫系は嫌いではありません。
似たような?バンジージャンプというアトラクションには来るたび必ず訪れていました。
それは園内にある山のように高い、塔のような建物の天辺から身を投げるというもの。
ネバーナイトランドには元々、招待されている数が少ないからかもしれませんが、このアトラクションで私以外の招待者を見かけたことはありませんでした。
余談ですね。
その日はそれから、2人で遊園地を目一杯楽しんで過ごしました。]**