回想:大男の医者と
・・・美味しかったけど。
スープは固形のほうがいい
[文字通り泥水啜って生きてきたような人間が、この後に及んでグヤーシュというスープに文句を言う
>>326。その様子を見て大人は「減らず口叩けるくらい元気だ」とでも思ってくれたら僥倖]
ふうん、全部ビルじゃん。
[トループにどれくらいの高さの建物があったかはさておきとして、少なくとも自分の生活圏には、あそこまで高い建物は無かった。あれはビルだ、これもビルだと教えてくれる大男に
>>327ふと抱いたのは「ほんとかよ」なんていう些細な不信感。
と言っても別に大げさなものではなくて「こいつメンドクサイから適当にビルだって教えてるんじゃないか?」なんて思っただけで、一瞬窓から目を逸らして男を見る。・・・・・・・・・左目は、前。右目は手元。思わずぎょっとして窓に視線を戻す。見てはいけないものを見てしまった気がした。消去消去、記憶から消してしまおう
そんなに都合よく、消えるものではなかったけれど]