[ 王子様、だなんて言うシュクルに、 ふは、と吹き出すように笑う。 グッと立てられた親指に頷いて、彼女に頭を下げた。>>352 ] ありがとう。シュクル。 王子様だなんていう年でもないかもしれないし… 姫のお眼鏡にかなうかもわからないが… 頑張ってくるよ。精一杯。 [ 彼女に向かって、私も同じように親指を立てる。 ポケットの中の飴に大切そうに目をやってから、 離れる間際に私からも彼女にとある物を贈ろう。 ]