[ 小さな星のような金平糖。 色とりどりのそれが包まれた、小さな紙包みを手渡して。 ] これはな、私から君にあげるものではない。 礼として”商品を”渡すものだ。 だから…もしよかったら、 君も誰かにコレを”あげて”、食べてくれればいいと思う。 [ 私は彼女の明日の予定を知らない。 だから、もしかしたらただのおやつになるかもしれないが それならそれで構わない。 再び彼女に頭を下げると、 さり際に振り向くように彼女に言葉を残した。 ]