[そこも割と普通の廊下が続いており扉がついている部屋もあれば扉のない部屋もある。
扉のついてない部屋は倉庫や水場で扉のある部屋は個室になっている。
工房は廊下の一番奥でそこの壁だけ総石造りだ。
扉を開くと薄暗い部屋になっていて壁際の蝋燭に火をつける前はシュクルの胸元の宝石が星の光のように瞬いていた]
あんまり面白い部屋ではないかもしれないけれどね。
[部屋には天井からロープがいくつも吊り下げられていてその先に鉤がついていてフローラが届けてくれた花やハーブが吊り下げられている。
壁際には普段は真なる水を入れている透明タンクがあるが今は空だった。
壁際には他には作業机もありその上には薬研やすり鉢があり、その横には棚があり瓶詰された加工品が並んでいる。
それらはきらきらと淡く光っていて明滅を見ていると何やら話し合っているようにも見えよう]