[ ようやく渡すことが叶った首飾りは、 彼女の胸の上で可愛らしく揺れる。] ずっと、ずっと君のことを想っていたよ。 どんな時でも、記憶の中の君が現れて、 僕を元気づけてくれてたんだ。 …これからは、本当の君を大切にしていこう。 …うん、似合っている。最高に可愛い。[ それからしばしの逡巡の後、彼女が耳打ちをしてきた。]