[遠い遠い未来。叶うかわからない穴掘り帝国の夢。
一緒に穴を掘ってやるとは言わないけれど、でもその夢がかなうように願うことだってできる。穴掘りが安心して続けられるように、俺はトループを、この汚ェ裏路地を、闘い抜いて守ってやる。そのやり方が違っても、最終的にアンタの国で100人集まって笑えるのなら、そんな未来も悪くねェ。]
そうだな。そん時は「お友だちとしてのお近づきのシルシ」に。
すげェ旨いパンでも買っていってやるよ。もちろん人数分な。
なァに、知ってるか?
俺はな。こう見えて本当は、金庫一杯の金があるんだぜ>>0:35
嘘は付かねえ、俺は“正直”者のオーネストだからな
……あれ?そういえばお前名前なんていうんだ?
[堅くて不味いパンを齧りながら、漸く「初めまして」を始めよう。
汚ェ金の使い道、ずっとずっと悩んでいたけれど、皆の腹を満たす旨ェものに換金するのも、存外悪くないアイデアだなと閃いて、笑った。*]