というのは、冗談ですが。
私は女王陛下による建国をお支えする国民です。
先程の私の呼び声、貴女もお聞きになってましたよね。
……ええ、うちの陛下がご迷惑お掛けしました。
[ここで女はステルスマーケティングを解除し、己の立ち位置を明かす。……SOS>>315に駆け付けたにしては詫びが遅くなってしまったとも思いながら。
アリシアが此方に加入するとは考えていなかったが、もし彼女が明日の「敵」になるとしても、まあすぐにバレるだろうと。
この場で変に勿体ぶって秘密にするより、率直に告げるほうを選ぶ。
……「アリシア」への個人的な思考をシャットアウトしたのは、特に腹の探り合いとは関係なく。*]