でもな、どうしたらいいかわからないって顔してるやつをそのままでいいんだよ。なんていって寄りかからせるような効率のいいことはしたくねーんだ。
[自分からも手を伸ばした先はサンシアの肩。そっと手を乗せる。]
それに俺は……サンシアにとっちゃいいことはなかったんだろうが、粗雑に扱われて蔑ろにされて、それでも自分の価値を示して一人で立ってるサンシアはとても魅力的だと思っている。
[不慣れとかそういうものじゃなく一番の問題は過去のせいで自分を雑に扱ってると思えてしまうところだ]
傍にいてくれるのは嬉しいし、不安な表情はさせたくはないけどな。
そんななりふり構わないとでもいうことしなきゃならないほど、サンシアは魅力がないわけじゃないって、自覚してからのほうが俺は好ましいとも思ってる。
…わかるか?
[落ち着いた声音のまま、自分のもとへと寄せるようにサンシアを凭れかからせていうのであった*]