― ??? ―
[当時のわたしはまだ若造であったが、
25年程前、困った事にどうやらわたしは死にかけたらしい。]
(あーあ、捕まってしまった)
[一応、足取りを曖昧にするためと根城を転々としていたものの、「夜の女王のアリア」に引きずりだされ、頭に銃口を突き付けられる。>>340
殴られ、蹴られ、怒声を浴びせられ、水をかけられ――、なんて野蛮な組織だ。
わたしは唯、沢山の電脳を壊しただけなのに?
全員、身体は綺麗なままと残してやったのに?
理不尽すぎる。
けれどもそう言った好戦的な相手を進んで弄んだ罰がコレであると理解すれば、若しかしたら自分の方が悪かったかもしれないなんて思い直して。
それでも、何時も薄っすら笑っていたものだから。
気味が悪い奴だと唾を吐かれた。]