まあね。
でもせっかくなら本人の口から聞きたい気もするし。
[ひらひらと手を振るアロイスが
忠告じみたことを口にする。
何だか妙に知ったような口ぶりが癪で
むうっと唇を尖らせた。]
…ほんとに大きなお世話だよ。
大事にするも何も、そんな人いませんよーだ!
アロイスこそ精々余計なこと言って
愛想尽かされないようにね!
[支えて貰うって、なんかボクが
めちゃくちゃめんどくさい女みたいじゃん。
善意なんだろうなってのは分かるけど、一言多い!
子供っぽくべーっと舌を出したりして、
平和な一幕は過ぎて行った。**]