[わたしの『遊び』は素晴らしい戦果であったかどうか。それは、私が判断するところでは無い。
他者が勝手に付けた評価を受け取りながら、首輪付きは正式に夜の女王の配下へと迎え入れられる。
「シンギュラリティ」を潰した本当の功労者は他にも居たかもしれないが、最初に滅多刺しとナイフを入れたのは、わたしと言う愉快犯だった。
それがあの時の真実であろう。
それが、25年ぐらい前の話。
わたしがまだ30代かそこらの若造であった時の話。
その後は、まずは割れてしまった眼鏡型端末を買い替えようと、初めて受け取った報酬で買ったのはそれであった。**]