[そして最後は、随分と身ぎれいな印象の男。 彼は…届け物を。それも、手紙のたぐいを特に気にしていた男と何度か支給品を運びに来たが…やはり意識するのは手紙のこと。]…外に大事な人でもいんの?そうなら…早く連絡とれるといいな…外で何が起こってるか、まるでわかんねえのは不安だよなあ…[…ポツリ。そう彼に同情したのは、外の世界に出たいという感情は、男も持っていたから。男は時々支給品を彼に渡しに来ただろう。…外の世界がどうなってるだろうな、なんて話をしながら]