[ねえ。シルヴァン。あなたは知らないでしょう?
私本当は、男の人がちょっと怖いの。
幼馴染のライトにさえ。
赤毛の熊さんの上からしか、触れられないわ。
なのに不思議ね。
あなたに触れられても。
怖いなんて感じないし、ただ幸せなだけ……
あなたはまるで。触れる事の出来る幸せの形みたい。
だから村中の人に自慢するように宣言したら。
シルヴァンが私を抱きかかえて回ってくれた。
私は嬉しそうにはしゃいで笑ってた。
彼の息が整うまでも。ぴったり寄り添って。
それから踊りの輪を離れたら。
2人で朝食を食べに行った。]