[はっと物思いから戻る。 そうして届け物をしてくれた妖精にこちらも贈り物を頼む。 幸いにここは花畑、ユラが喜んでくれそうな花がいっぱいある。 俺はしばらく花畑で綺麗な花を摘んで花束を作る。 名前とか種類は花に詳しくないから分からないけど。 色とりどりの素朴な花を集めた良い匂いの花束。 ピンクのリボンで可愛く包んで。 メッセージカードを添える。 『誕生日覚えてくれててありがとう! また会えたら遊ぼうな。 マウスより』 妖精に花束とカードを託し、その後姿を見送った]