[そして始まるファッション教室だが、もしかしたら言葉の選択を誤ったかも知れない。ハリコの目が爛々と輝き始めて。>>267
話を続けていく内に、はて、と首を傾げる。]
本当? ありがとうなのよっ!
ええ、お義父さんを驚かせ──え、ファッショニ……??
よ、よろしくお願いしますなのよ……?
[おや? これはいつかどこかで感じた勘違いの香り……と思いつつも。
彼女の──未来の仲間(?)を見つけた!と言わんばかりの──とても嬉しそうな表情を曇らせる事が出来ただろうか、いやできない。
かくして、勘違いはそのままに。
現職のファッションデザイナーによるファッション教室が始まるのだった。]