ルミ、ルミ……ごめん、なさい……! 私が、わたしが、ちゃんと、言わなかったからっ……! う、あ、わああん……![同じだった。 同じように互いの安否を心配して、もがきながらここまで来て。 会えなかったらどうしよう、いくらなんでもこんなお別れないよって喚いて。 紡がれる言葉に>>303>>304、小さく頷きを返せば、同じだよと抱き締め返す。 腕の中から伝わる温度と、肩を濡らす涙が唯々愛おしかった。 彼女の衣服に着いた血すらも、ない交ぜにして。 そのまましばらく、二人で喜びを分かち合っただろう。]