[そっと取り出した白い睡蓮の花の髪飾り。]シュクルのためだけの。特別な髪飾りよ。18歳のお祭りまでに、間に合ってよかったわ。お花にずっと言い聞かせてきたの。もう咲く時間だよって。なんとかこの時期に咲いてもらえた。これからも毎年作るわ。あなたのためだけの花飾り。[そう言って微笑んで。そっと差し出す。『苺のお花の飴のお礼よ』って。いつもありがとう。本当に嬉しかったのって。微笑みを浮かべながら。大切に。**]