― 公爵令孫と ―[そういえばそうだ、長い付き合いになるのだった。>>392公爵(デューク)直々に言いつけられた役職は、連れてきた責任を取りなさいと言う、大変当たり前の事。そりゃあ、レディを表から攫ってきたのなら、裏での面倒をきちんと見なくては。] 君も不運だね、 よりにもよってわたしが世話役とは[不運と言うであれば、あの晩自分が来た事が最大の不運なのではないだろうか。アレが他の者であったのならば、話はもう少し違って居たかもしれない。そんな事を考えながら、笑う彼女を見、早速甘い物に手を伸ばす。]