うんうん! 何から話すべか![そして、国について食いついてくれた彼女に、目をキラキラとさせて、ぴょんぴょんっと飛びはねつつ、何を話そうと考えていた。決して、それが国に入るという意味ではないんだけど、入ってくれるかな、かなっ!という期待も大きかった。いろいろ、一気に話してしまいそうなのを、止めてくれたのは、他でもない彼女からの「例えば、そっちのお姉さんはだれ?」という質問。はっ、となって、くるっと回れば、そこに嘆息をついたオクリビがいた。]