鳥を……欲しがって"いた"子が、いたな
寄る辺が無くても、一羽だけでも
きっとその子なら……喜ぶんだろうな
……はは。与太話だ、忘れてくれ
[ 所詮残っているのは残骸なんだろう?
完成しない機械仕掛けの鳥一羽。
今更何を気にしているんだ。私は。
君がその鳥をあげたい相手はもういないのに。
手を下したのは王でも、殺したのは私に相違ない
こんなの、下手な慰めひとつにもなれはしない
過去から目を逸らしているのが君ならば>>376
過去から逃げようとしているのが私なのかな。
"君"という最後の幼馴染を捨てきれないくせにな。 ]